Frequency Suprection Spring(FSS)とは
フリクエンシィは固有振動数、スープレクションは抑制、スプリングはバネ。
最近、低反発とか高反発とか色々なスプリングが出ています。
低反発・高反発に対してはそれぞれのメーカーさんに特性を聞いていただければ説明して頂けると思いますので、ここではその説明は割愛させていただき、フリクェンシースープレクションスプリングという聞きなれない名称のスプリングについて長いのでスピリットでは「FSS」と呼ぶことにします。そこでスピリットオリジナルスプリング「FSS」を今回開発しました。これは分かり易く日本語にすると固有振動数抑制スプリングなんですが、かっこよく命名しようと思ったら非常に言いにくい名称になってしまったので敢えて「FSS」として販売開始することにまりました。
簡単に説明するとFSSは固有振動数を限界まで抑制することでスプリングの動きを瞬時に止める事ができます。つまり乗り心地がバツグンに良いのです!!!
スプリングの役割は路面の凹凸等により車体は常に一定の高さを保持しているわけではなく、上下左右に振られます。その時に車体が受ける衝撃を吸収するという事がスプリングの役割で、またスプリングの伸びる力でタイヤを路面に押し付ける事で操縦性やトラクションを路面に最大限に伝達します。固有振動数とはばねがもつ固有の振動特性のことで、一定時間に何回振動を繰り返すのかの特性を表します。
この振動を短い時間で抑制する事でクルマの振動を抑えるという事です。
本来、スプリングの動きを制御する事がダンパーの役目なので、スプリングの動きがすぐに止まるという事はダンパーは動く量が大変減少します。簡単に言うとスッと動きが止まるわけですから乗り心地がとっても良くなるわけなんですね。
これは手巻きで1本づつ丁寧に巻かなくてはならないため、ちょとだけ納期的に時間が掛かります。でも待つ甲斐がありますよ!
サイズに関しては直巻きスプリングで通常販売しているサイズでしたらすべて作る事ができます。